9月6日「禾乃登(こくものすなわちみのる)」のお話
「禾」はカ、いね、のぎとも読みます。漢字の「のぎ偏」にあるように穀類の総称です。穂が出ている穀物を指しますので、多くは「稲」の意味を表しています。その稲が実る頃と言うことです。
稲の品種によっては出穂時期が異なりますので、ちょうど開花して受精し結実するころに台風や秋雨前線の時期にかかると、乳熟期や完熟期を失ってしまい、お百姓さんは大打撃となります。
甘くてふわふわの素肌美人のようなお米は、色々なご苦労や難関を乗り越えて収穫された白米です。その実を「登」としたのは、そんな困難の上に出来上がった「稲」だと言うことを教えているのでしょう。
日本のお米は、栄養価も高く実に美味しい。自分はお米が大好きです。